イメージ勝負

今年の天候被害がとにかくひどい。

とても言葉では言い尽くせないし、今のところ見ないようにしている。

結果は嫌でも秋に知ることになるだろう。

寒波の被害もひどかったが、続いて春に幾度となくやってくる嵐にまぎれ、

雹が良く降る。

この間も新芽をグタグタにやられたのに、また今日も雹に降られてしまった。

こんなことは異常なのである。

異常気象。

でも私達のようにイメージ勝負の生産者は、絶対に市場に向かって本音を吐けない。

有名な生産者も、被害があっても何食わぬ顔で、

今年は大豊作、例年になく良い年だ

と、平然とテレビのインタビューにも答ている。売れればいいのである。

だがそれがまかり通るのは大手だけかもしれない。

ここの所近隣の農園はこぞって雹保険に入った。

うちも入った方が良いかもしれない、と思っているうちにやられた。

なぜ入っておかなかったのか、と後悔したが、この雹保険、非常に曲者だというのが昨日分かった。

実際に被害を届けた農園から聞いた話である。

彼らの結論は、自分で自分の首を絞めることになるので、入らない方が良い、ということだった。

要するに、保険会社は儲かって、保険をかけたほうが損をする仕組みなのである。

さて、それでは雹対策をどうしたらいいだろうか。

もうここまで来たら異常気象は進行する一方で、簡単には元には戻らないだろう。

出来ることは雹避けの網をかけることである。

だがそれにはお金がいる。

またお金の問題である。

自然の恵みは貧乏人から遠のいていく。

そんな気がする。