カードキャプターさくら(クリアカード編) 第20話「さくらと虹とおじいさん」 - ひびレビ

カードキャプターさくらクリアカード編) 第20話「さくらと虹とおじいさん」

 今日は小狼とお出かけの日。さくらはお弁当を作り、いざ出かけようとしていたところへ園美から連絡が入る。さくらのひいおじいさんであり、撫子のおじいさんである雨宮真嬉が、海外に出かける前にどうしてもさくらに渡したいものがあるというのだ。

 さくらと小狼は知世からの勧めもあって、2人で真嬉の元へと赴くことに。さくらが屋敷にお茶を取りに行っている間、真嬉は小狼にさくらの母である撫子のこと、さくらを通じて撫子ともう一度会えた気がしたこと、撫子が愛した人と語る機会を得られたことを語る。

 真嬉の話を聴いた小狼が「何も分かっていない者が口を出すべきではないかもしれませんが、お孫さんも喜んでいらっしゃると思います」「きっと」と告げると、真嬉は小声で「撫子といい、さくらちゃんといい、可愛い子をさらっていくのは何故もっと憎らしいやつじゃないんだろうなぁ・・・」と呟くのだった・・・

 一方その頃、さくらは屋敷の中で人を探して歩いている最中、撫子の部屋へとたどり着く。そこで「記録」のカードを使い、幼き日の撫子の映像を見つめていたさくらだが、突如記録の中の撫子が「これ以上はダメ。これ以上は、戻れなくなる」と警告してきた。

 次の瞬間、さくらはまたローブの人物と対峙する夢を見ていた。同じ頃、秋穂もまた同じ夢を見ていた。

 夢の力、さくらの力がどんどん大きくなる中、ケロちゃんとユエはようやくエリオルから事情を聴く機会を得る。どうやらエリオルが一番恐れていた事態が起きているようで・・・

感想

 てっきりまた虹を出すのかと思ってましたが、虹は回想にちょっとだけ登場。良い方向に解釈するならば、「撫子が一番幸せな時期に意地を張って祝ってやれず、涙を流したこともあり、心の中では雨が降っていた。しかし、さくらや藤隆と会えたことで心は晴れ渡り、雨上がりの心に虹がかかっていた」的な感じですかね・・・

 そんなわけでさくらカード編以来となる、さくらのひいおじいさん、雨宮真嬉がクリアカード編に初登場。今回のやり取りからすると、さくらは真嬉と撫子、そして自分の関係について教えられたようですから、ひいてはさくらと知世も親戚の関係にあることを理解しているんですかね?まぁ知世は気づいてそうだけど、さくらが気づいていない可能性はありそうですが(苦笑。

 付き合ってはいるものの「デート」と言われると照れてしまったり、「彼氏」とは言えずに口ごもってしまったりというさくらが何とも可愛らしい一方で、小狼は真嬉に対して真面目でしっかりとした受け答えをしていました。知世の考えどおり、小狼もまた真嬉に認められたようで何よりです。

 過去を見る魔法が稀有な魔法だとは知らず、在りし日の撫子の記録を見つめるさくら・・・そうしたほのぼのとした雰囲気で終わるかと思いきや、突然記録の中の撫子がさくらに話しかけ、なおかつ彼女に触れてきた時は驚かされましたね。幽霊となった撫子が、記録の中の自分を通じてさくらに警告してきた、ということなんでしょうか。

 その警告どおり、さくらは直後にいつもの夢を見て気を失ってしまうことに。と、同時に秋穂も「ローブの人物」の夢を見ていました。秋穂がローブの人物ならば、さくらではなく「ローブの人物」を見ているのはおかしな話。となれば、さくらと秋穂はシンクロし、同じ視点から同じ夢を見ていることに。

 海渡は「カードの創り手と同じ夢を見た」と話していましたから、クリアカードを生み出しているのはそもそもさくらという可能性が高い。過去のカードと同じようなやり方で固着したカードや、似た能力を持つカードも多いですから、さくら自身がクリアカードの作り手といわれても納得はできますが、となると、さくら自身が意図しないままカードを作っているということになるけど・・・

 クリアカードの事件を通して、シャレにならないくらいさくらの魔力は強大になり、その魔力を用いてさくらと秋穂が入れ替わるというのもありうるのかなーと。

 時計の飾りがついた本を開いてしまったため、秋穂の身が危うくなっている。その身代わりとして、秋穂と性質が似ているさくらが選ばれた・・・とか、そんな感じで。つまりあのフードの人物はさくらであり、さくらは夢の鍵を持ったままでは自分の身が危ないからと度々鍵を奪うような行為に出ていた・・・のかなぁ・・・あるいはさくらの身代わりになった小狼とか・・・分からぬ。

 エリオルもようやく事情を話してくれそうですが、次回予告を見るとさくらの身にも明らかに異変が起こっている模様。次回、新たな鍵が登場するっぽいですが、あれが真嬉がさくらに渡したかったものなんでしょうか?