超音速の旅 復活の狼煙 - Takekida's log

Boom is bringing back commercial supersonic flight

 子供のころの近未来予想図には常に超音速旅客機があって今の飛行時間の1/2以下で飛ぶことが出来るとの予想がありましたしなんと大気圏を超えて再突入するような飛行機?(半分ロケット)

では1時間でニューヨークとの間を飛行して日帰り出張が可能になるとかいうような話もありました。ただ事実は1960年以来旅客機のスピードは上がっていないのが現実で唯一の音速越え=マッハ2.04を果たしていたコンコルドは2003年を最後に引退。エールフランス4590便が墜落し、死者113名を出した3年後のことです。

しかしいま、結構な数の企業が「超音速の旅」を取り戻そうと動き出しており。超音速の旅が実現する日は近いかもしれません。

狙いのの市場は2つ:

・乗客数の少ない富裕層向けプライベートジェット 

・一般の幅広い層への提供狙った小規模旅客機

で以下の3社がエントリー    

会社         ターゲット 速度目標  ロンドン―NY間  乗客

Aerion Supersonic 富裕層向け マッハ 1.4  4.5時間    8-12人

Spike Aerospace  富裕層向け マッハ 1.6  3.3時間

Boom Supersonic  一般向け  マッハ 2.2  3時間     55人

課題はソニックブーム(超音速飛行時に発生する衝撃波による轟音)

Aerion Supersonicはマッハ・カットオフ効果のあるブームレス・クルーズ。Boom Supersonicは「コンコルドの少なくとも30分の1になる」となる特許申請中の「Quiet Supersonic Flight Technology」で騒音を減らすとしています。

ただまだまだこれから先は実証実験と認証に向けて試験が進んでいる段階で実現するかどうかは未知数です。

ただコンコルドが設計されてから極めて大きく変わった分野が3つ。空気力学、素材、エンジンで今の飛行機はCFDである程度の事前設計が可能。カーボンファイバー複合材はコンコルドの材料より軽くエンジンはもはや再燃焼装置が不要とのこと。ここら辺を考慮していけばコンコルドに比べて75%以上は効率よく運用できるとの予想です。

最もこの中で自分たちが乗れる可能性がありそうなBoom Supersonicでは価格は大西洋横断の場合、およそ5,000ドル(約55万)に設定しようと考えているそう。

なおコンコルドによる1981年当時のロンドン、パリとニューヨークを結ぶ空路は、時速約2,173kmで3時間半かかり、往復料金はおよそ3,000ドル(約33万円)。

座席数を減らし満席運用をして、回転率を上げることで回収する方針だといいます。同社は現時点で、5つの航空会社から76機を受注しているとか。すべてが順調に進めば実現は数年後となりそうで期待。子供のころの夢は意外と身近なものになるかもしれません。